買わずに終わった PC たち

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HP mini 2133

HP mini 2133 についての記事を見かけて,当時この機種が非常に欲しかったことを思い出した。よい機会なので,欲しかったが買えなかった PC を振り返りながらメモしてみようと思う。さて,mini 2133 の魅力はなにより解像度である。mini 2133 は(なつかしの)ネットブックというジャンルに属するフットプリント・価格帯であるが,CPU に Atom ではなく VIA の C7-M を使っていたので契約上の制約が少なかったようで,贅沢な仕様であった。WXGA の解像度は,当時唯一のものだった。当時また,金属製の天板(ほんとこれが好きだな)や多少余裕のあるキーボードも他のネットブックにはないものだった。

購入しなかったのは,とにかく低性能な上に発熱がひどいということで,あまりに評価が低かったためである。当時中高生だった私にとっては,5 万といったら途方もない大金である(といっても,今もそんなに変わらないけど)。少なくとも,その時使っていた Dynabook SS 1600 と同じ程度には使えてくれないと困るというわけである。

富士通のラップトップ(Core2 Duo)

時系列としては mini 2133 より前だろうか,X31 の重量が不満だったはずなのでまだ Dynabook SS は持っていなかったはずである。ただ,純粋に性能が不満だった可能性もある(SS 1600 は Pentium M といっても 1 GHz で,かなり厳しかった)。詳細は失念したが富士通のラップトップの製品ページを印刷して壁に貼っていた時期があった。当時は Core2 Duo といえば中高生には高嶺の花で,1,2 万で買えるような中古はまだまだ Pentium M の時代だった。私も ThinkPad X31 を使っていた(これが初の自分専用 PC であるが,当時既に GNU/Linux にどっぷりはまっていて,忠告する店員をよそにわざわざサポートが切れ直前の Windows 2000 モデルを買うというクソ生意気なことをした記憶がある。このへんの思い出も忘れる前にメモしておきたい)。

富士通のその機種を選んだのは単純に安かったからで,買わなかったのはそれでも高すぎたためである。まあ,その頃 Core2 Duo マシンを買っていたら CUI 中心で暮らす経験もなかっただろうから,結果オーライかもしれない。

HP Pavilion の Wacom デジタイザ対応のもの

今だったら絶対に買わないようなバリバリの家庭向け・マルチメディア系で,Wacom のデジタイザを搭載して AMD Athlon X2 だったかが CPU のものである。検索したら 2008 年発売の tx2505/CT というのがそれっぽい気がする。

もちろんペン入力が目当てである。値段は 7 万しないくらいだったかな? 電脳コイル(2007)にハマっていた頃で,なんだかそういう未来っぽいものに惹かれていた。

買わなかったのは,家でメインに据えるのには性能が低すぎるがモバイルするには重すぎる......という身も蓋もない理由である。実際,買ってもどっちつかずになっていたであろうと思うし,品質について評判の悪い機種でもあった。

でも,あのときあれを買っておけば人生が違う分岐に入っていただろう......という気持ちはある。

Dell mini 9

すごく小さいネットブックである。Ubuntu モデルが出たことで話題になった。これはそれほど欲しかったわけではないが,10 年近くしてたまたま秋葉原インバースで状態の良いものを見つけたので確保できた。AC アダプタもそれからしばらくしてパソコン工房のジャンク売場で手に入れた。逆物欲センサ?

それなりによくできている機種で,キーボードも技ありである。Debian GNU/Linux なら RAM 2 GB / SSD 16 GB あれば余裕であるし,USB ブートもできる。ファンレスかつ小型であるため,つい 3 年前くらいまでは補欠要員に入っていた。もっともこれは,不人気モデルで売ったところでたいした値段は付かないというのも大きいが。

Panasonic Let's note CF-J10

10 インチの小さい Let's note である。大学に入学して,通学によいのではないかと考えたのである。それまで Let's note は嫌いだったが,このころから設計が汎用的で分解もしやすくなって,ThinkPad より魅力的に感じるようになってきていた。受験が想像よりはずっとうまくいったことに気をよくした親がなんでも買ってくれるといったので,これまでと,そしてそれからと違って,価格は一切考慮していない。人生最大の幸せな瞬間である(なんてさみしい人生だ)。

結局,悩み抜いた末に 12 インチの SX1 を選んだ。それでも遠慮して出たばかりの SX2 は選ばなかったので半額近く,十万ちょっとくらい。10 インチはやはりキーボードが厳しいので,よい選択であったと思う。Plextor の SSD に換装して Debian をインストールした。性能の関係で出番が少ないが,いまでも普通に使える。

J10 は人気がなかったためか良い出物がなく,その後も結局手に入れることはなかった。実用なら RZ がほぼ上位互換だし。

なお,SX1 を買う前はあいもかわらず Pentium M の SS 1600 で頑張っていた。我ながらようやるよ。ちなみに SS 1600 やと X31 は今も残してあり,満身創痍ながら起動する。また,SX1 を買ってからもアキバ通いはやまず,VersaPro VC-7 や X60 を気に入ってときどき浮気していた(これも残してある)。もちろん性能はかなり下がるが,数年前まで Pentium M で鍛えられていた身には余裕だった。

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